パーマの仕組み

パーマは基本的にはロット(巻く棒)に髪を巻いてパーマ液を付けて
かけていきます。

そーゆうもんだと思えばそれまでですが、「何でそんなことしてるの?」と
疑問に思ったことはないでしょうか?。

「なんで何度も何度も液体を付けるのか」、それを知っていれば、
「ああ、今はこの段階なんだぁ」とやられる側も安心するのでは?と思い、
なるべく簡単に説明してみよーかと。

髪は色々な「結合」があるのだが、大きく分けて4つ。

ペプチド結合、シスチン結合、イオン結合、水素結合。

水素結合は水で切れます。弱い結合でブローとか寝ぐせはコレで形付いちゃう。
よく「濡れているといい感じなのに、乾くとちょっとクセが」なんてのは
濡れていて結合が切れているのでストレートになっているからですね。

イオン結合はプラスとマイナスが引きあって出来てます。

そしてパーマ液が作用するのは、シスチン結合。とても強い結合で
髪に弾力や強度を出す為にがんばっています。

パーマ液には1剤と2剤があり、1剤でこのシスチン結合さんを切っちゃいます。
そしてロットに巻かれているので、元々の位置とは別の位置でくっつきます。

パーマの仕組み.jpg

色々と付けているパーマの液体は、
(髪処 禅ではパーマ液以外にも髪の為に別の液体も使いますが)
そんなことをしてくれているのです。

そう、結合を組み換えていたのだっ。

1剤では、人によって髪質、ダメージレベルも様々なのでそれにあったパーマ液を選択し、
(状態によっては数種類の強さの違うパーマ液を使用したりも)
結合を切断していきます。なので時間も人によって違うのです。

その後は中間処理(負担をかけないようにしたりなどの処理)
の液体を(禅では)つけてから2剤へ。

そしてまた時間を置いてくっつけている、という訳です。

その他の技術でも、「何でそんなことしてんの?」なんて疑問が
あれば、聞いて頂ければ答えますよっ。

それがまた勉強にもなりますので。

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