根元カラーの手順
伸びてきた根元の部分だけを染める、
根元のヘアカラー(リタッチ)。
禅での大まかな手順をご紹介。
栄養補給
リタッチの場合、
伸びてきた根元の髪を染めるので、
その部分の髪が傷んでいる人はほぼいませんが、
染める前には、髪に栄養補給をしています。
少しでもダメージが緩和できればいいですよね。
薬剤塗布
リタッチなので伸びてきた部分にのみに薬剤を塗布。
伸びてきた部分のみというのが、とても重要です。
薬剤が必要な部分は青線ですが、
染め残し(今回だと白髪染め)があるといけないので、
伸びた分+5mmほど(赤線まで)薬剤を塗布。
例えば、
毎月リタッチをするとします。
(1ヶ月約1cm伸びると仮定)
塗り終わってみると根元から3cm塗ったとします。
そうすると2cmは先月、先々月にすでに染めてある部分。
毎回それを繰り返すと、
先月や先々月の部分には、
毎回カラー剤を最初から重ねる計算に。
ホームカラーのダメージは、
必要のない部分に何度もカラー剤が重なることが大きな要因。
とは言っても、自分で塗ると塗り分けは困難ですけど。
ダメージを考え、
1度染めた部分にはなるべく、
根元の薬剤を重ねないようにします。
根元のカラーだけど
根元にカラー剤を塗って約20分ほど時間を置いていきます。
その後、
根元に塗った薬剤の残りに栄養剤を入れ、
髪に優しいカラー剤にします。
根元のカラーだけだと、
前回塗った部分の色抜けや、
根元と既染部の色の違いも気になるので、
パワーダウンさせた薬剤を中間〜毛先にも塗布。
その後約5分ほど置いてからシャンプーへ。
根元のカラーなのでしなくてもいいのですが、
より綺麗な色にするための作業。
ダメージさせないようにしつつ、
中間〜毛先の色味調整をしています。
全体カラーではないので、
しっかり色が入るのとはまた違いますが、
根元だけよりはいい仕上がりになりますよ。
シャンプーのときにも
シャンプー台に寝たらすぐに流してシャンプーをするのではなく、
まずは乳化作業。
お湯を溜めてタオルなどで、
カラー剤と頭皮や髪をお湯になじませ、
さらなる色味の定着や、
頭皮についたカラー剤を落とします。
シャンプーもカラー後は、
髪にいいタイプのシャンプー剤で、
しみるといけないので優しめに洗浄中。
シャンプー後には髪の状態を整える作業。
ヘアカラー後はアルカリ性に髪がなっています。
(アルカリ性にならないカラー剤もあります)
通常の髪は弱酸性。
それがアルカリ性のままだと、
髪に負担がかかったり、
色の抜けが早かったり等でいいことはありません。
アルカリ→弱酸性へと髪の状態を整えることが重要。
仕上がり
今回のモデルさんの仕上がり。
毎月カラーのお客様ですが、
必要な部分にのみ色を入れ、
その他諸々注意しながら染めているので、
繰り返してもダメージは感じません。
さらに全体カラーとなると、
根元の伸びた部分と既染部は、
最初からカラー剤を変えてダメージを軽減させつつ、
いい色を目指しています。
根元カラーのみでも、
なかなか奥が深いのでした。
根元のカラー
根元から伸びた2~3㎝を染めるカラー
3cm以上は+α円。あまりリタッチ部分が長いと、
全体カラー料金となります。
6400円(消費税10%税込)
カラーのみでの来店の場合は、
シャンプーや髪を乾かす代金として
別途1700円(10%込み)かかります。
カットと一緒のほうがお得。
→料金表
髪処 禅
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長野市川中島町今井原1026−5
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