髪が安定するPH値（酸性～アルカリ性の程度を表す数値）は4.5～5.5。
「０～１４」の数値の範囲内で示され、
中間の7が中性となり、
中性の7よりも小さいと酸性、
7よりも大きいとアルカリ性。
ということで髪は弱酸性となります。
髪の毛は、
・酸性になると「収れん」しキューティクルが閉じて引き締まる
→髪を乾かす（乾燥）、リンス、ヘアマニキュアなど
・アルカリ性になると「膨潤」しキューティクルが開いて柔らかくなる
→髪を濡らす（水分）、石鹸、カラー剤、パーマ液など
髪は酸よりアルカリに弱く、アルカリに傾くとダメージを受けます。
禅のパーマ、カラーはアルカリ性→弱酸性に戻す作業を行なっています。
髪が安定する状態に戻すことで、なるべく負担を減らしているのですよね。
さらにホットパーマや縮毛矯正で使用する薬剤は微酸性。
酸性領域でのカールが可能なので、とっても髪に優しいのですっ。
→ホットパーマの手順
→パーマとホットパーマの違い
→ストレートとカールを一緒にしよう
その他 体に関係するPH（ペーハーもしくはピーエイチ）
・体内…7.3～7.4 人間の体内は弱アルカリ性が基本。
でも、乱れた食生活や生活習慣、喫煙、ストレス等が原因で酸性に傾くことも。
体が酸性に傾くと頭痛・不眠・便秘・肌荒れなど様々な悪影響が発生するとも言われています。
・皮膚…4.5～6.0 人間の皮膚は弱酸性です。
脂性肌の人はより酸性に近い4.5、
乾燥肌の人はアルカリ性に近い6.0くらいになるようです。
なお、ニキビのもとになるアクネ菌などの雑菌はph6～8程度で最も繁殖すると言われていますので、
乾燥肌の人はよりお肌のケアに注意っ。
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