ヘアカラー剤と脱色剤の違い

カラーには様々な種類がありまして、
・へナなどの植物を使ったハーブ系のカラー
・ヘアマニキュア
・ヘアカラー
と大きく分かれます。

今回はこの中のへアカラーと呼んでいる、カラーの話。

ヘアカラーの中にも、
 ・髪の毛を明るくしつつ、色味の入る「アルカリ性のヘアカラー」。
これが通常よくある薬局やスーパーなどでも売っている、ヘアカラーでして、脱色+染色の効果。
 
 
 
 

・明るくはならないけど、色味だけ入る「中性のヘアカラー」。
こちらは、1度ヘアカラーをしてあって、明るくなっている毛に対して使用。中性タイプで髪に優しい。染色のみの効果。

・髪の毛をとにかく明るくするのが目的の「脱色剤〔ブリーチ〕」。
色味がなく脱色のみの効果。

禅ではヘアカラー剤をそれぞれ使い分けていまして、
明るくしたい根元は「アルカリカラー」をしつつ、色が抜けて明るくなっている中間~毛先はダメージを抑えて色味を補充するように「中性カラー」、
伸びてきた根元を自然に明るい部分と同じくらいにして(アルカリカラーをして)、残った中間から毛先を部分的にさらに明るくする(ブリーチする)など、やり方は様々。
 

 デザインカラー後の髪。

明るくしたいので、(アルカリタイプの)ヘアカラー剤を部分的に塗った状態。


明るい部分を作り、元の毛の色との違いを出すデザインカラー。
写真だと分かりにくいのですが、ピンク系のヘアカラーを塗っています。ただし明るい色のヘアカラー剤なのでピンクの色素は薄いです。脱色+染色。

少し難しく書くと、ヘアカラー剤は2つの薬剤でできています。
1剤に、酸化染料とアルカリ剤。2剤に、過酸化水素水。(オキシ)。
この2つを混ぜると、活性酸素が発生。それにより髪の色を作っているメラニンを脱色すると同時に、色味を発色します(酸化染料が酸化重合する)。


先ほどのヘアカラーでデザインカラーをしたヘアスタイルに今度は、脱色剤(ブリーチ)を塗布してよりアクセントを付けていきます。


ブリーチのさじ加減を途中でチェック。おお、明るくなってきたぞっ。

その後シャンプーをし、乾かしてみると、

部分的にブリーチ。


さっきの色より、かなり明るく髪色が変わっています。
このように、より明るく、明るくするのであれば脱色(ブリーチ)をすることになります。

脱色(ブリーチ)剤も2つの薬剤からなり、
1剤にアルカリ剤、過硫酸円。2剤に過酸化水素水。
活性酸素を発生させ、髪の色を作っているメラニンを脱色。
脱色だけで、色素はなし。

まとめると、
ヘアカラーは、脱色と染色が同時。
ブリーチは、脱色のみ、髪への負担は大。

禅では、なりたい色によ、カラー剤も使い分けをしているのでした。

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