温度によるホットパーマのカールの違いを調べよう

髪処禅の施術メニューの1つに「ホットパーマ」があります。

簡単には「普通のパーマ+熱の力」でパーマをします。
仕上がりがよりクルットし、長持ちもしてくれます。
 
本日ホットパーマをしたお客様は何度かこのパーマをしている方。

使う熱の温度が色々設定できるようになっています。
髪の状態から前回よりも低い温度で施術し、とっても綺麗に仕上がったのですが、
よりいい感じを目指すべく、熱によるカールの変化実験をしてみました。

実験の備忘録としての今回の記事ですが、
「ホットパーマって何?」というあなたは、施術説明も簡単ですが記入しています。
よければ最後までどうぞっ。

 
髪のダメージに応じた栄養補給後、パーマ液(髪の状態に応じた物)を
パーマをかける部分にのみ塗布。

時間を放置後、

髪の状態のチェック。
どれだけ髪の毛の結合が切れているかを、伸ばしたり、巻きつけたりなどをして確認。
どこまで結合を切るかによって、仕上がりが違ってきます。
縮毛矯正やホットパーマでは、とっても大事な確認作業。

1剤をシャンプー台で流した後で、

再び栄養補給をし、目的のカールに合わせて、ロッドを選定して巻く。

 
ロッドにコードをつけ、電源オン。
ロッド自体が暖かくなり髪にも熱が伝わります。

今回の実験はここが重要でして、1本1本温度を変えて、
「熱とカールの強さの関係」を実験するのが目的


髪処禅のホットパーマはロッドに熱を加えて蒸す熱の当て方。
熱でしっかりと乾燥させるやり方もありますが、
蒸すやり方だと、仕上がりの髪がパサパサしない気がするなぁ。

 
固定する2剤などなどをつけて、時間を放置していく。

時間放置後。

ロッドを外した直後。

使用ロッドは18mm。 温度設定、左から、
130℃ 120℃ 110℃ 50℃ 加温無し(普通のパーマですね)。
熱を加えている時間は7分、その後クーリング。


薬剤を流し、タオルドライ後。
熱が高いほど、クルっとしていますよね。

 
ドライヤーで、握るようにやさしく乾かす。

 
ドライ後。
同じ太さのロッドなのに、ここまで違う。

ホットパーマの特徴としては、乾かしてもクルっとすること

1番右は熱を加えない普通のパーマですが、乾くとダレやすい

ここが熱の力の恩恵ですっ。

なので、普通のパーマでクルっと感を強めたい場合は、
やや湿らせた髪に、ムースやワックス等をつけて自然乾燥のセットをすると、
パーマが出やすいのですよね。

太いロッドでパーマを巻くと、
普通のパーマはダレやすいですが、
ホットパーマなら大きなカールが可能。
さらに、パーマのかかりにくい人にもおススメです。
パーマの持ちも、普通のパーマより良し。

 
馴染ませてみる。やっぱり違うなぁ。


 左、温度130℃ 右、加温無し。

温度が高いとクルクルして良さそうそうに見えますが、
温度が高いほど、髪にダメージを与えます。

髪の状態によっては、温度を上げると、バッサバサの仕上がりになります。

さらに、
・1剤でどこまで結合を切るのか?(1剤の放置タイム)
・ロッドの太さの選定、巻く髪の厚み度合い(スライスの厚み)、巻き方
・熱の温度と熱を加える時間調整

などなどを、髪質やダメージ度合い求めるカール度合いにより、
決定しなければいけません。

どの技術もそうですが、パーマも奥が深いんですよね。

より上手くコントロールできるよう、また実験しよっと。

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