ヘアカラーと退色

お客様から「自分で染めると、色落ちが早い気がする」との声を聞きました。

原因は様々あると思います。例えば、放置時間が短い、塗布量が少なくてよく色が入っていない、ダメージ毛なのですぐに抜けるなどなど、さらにはヘアカラー剤の特性による退色の違いがあるのです。

ヘアマニキュアやハーブカラー、ヘナでは無く、ヘアカラー(黒髪も明るく出来たり、白髪を染めなどにも)で使われている染料には2種類あります。

それは、酸化染料直接染料(ニトロ染料)。

かなり簡単に説明しますと、

酸化染料は、髪の毛の中で大きくなので、色落ちが少ない。が、鮮やかな色は出しにくい。

直接染料は、染料の分子量が小さいので、色落ちは早い。が、鮮やかな色がでる。

何の染料を使っているのかは使っているヘアカラー剤の特性なので、それぞれ違います。ヘアカラー剤は1剤(酸化染料)と2剤(過酸化水素)が反応して髪に作用します。

例えば、オレンジ色になるヘアカラー剤があるとします。そのヘアカラー剤が直接染料なのか(が多いのか)、酸化染料なのか(が多いのか)は、1,2剤を混ぜた状態の見た目で分かります。

それは、

混ぜたカラー剤の色。1,2剤を混ぜて白~クリーム色系だと酸化染料。混ぜてオレンジ色をしていれば直接染料。直接オレンジ色になるので直接染料なのですよね。

今は市販では泡タイプで、出てきたときに混ざっている物とかもありますが、その泡の色で判断できるかもしれませんね(自分が使わないので知らないのです)。もしくはパッケージの裏をみて薬品名で判断もできるかもしれません(薬品の名前を知っていればですが)。

それぞれ特性があるので、良い悪いの話ではないのですが、大体の違いです。

ちなみに髪処禅で使っているヘアカラー剤は混ぜても、色は白~クリーム系の色になるタイプ。ですが、色味は強いタイプを使っていますよ。さらに頭皮に対しての刺激も少なく、ダメージや匂いも控えめだったりもしています。

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