やっていることの意味

カラーリングをしていて、お客様に説明しているとき、何気ない会話で
「今までそんなこと説明してもらったこと無いよ」ということをチラっと
言っていたので、そーいやそうかもと思い書いてみる。

ヘアカラーのやり方で髪処 禅のメニューには、
「根元のからー」と「全体カラー」があります。

・根元のカラーはその名の通り、伸びてきた根元だけを染めて、今まで染まっていた
 部分と自然につなげていきます。

・全体カラーは考え方としては3パターンあり、

 1、全体に今よりも明るくする。
 2、伸びた根元は明るくして、今ある色は明るくなってるので既染毛は
   落ち着かせえる。根元明るく、中間〜毛先は抑えて根元から毛先まで
   キレイな色に変えていきます。
 3、全体的に落ち着かせる。

一口にカラーといっても様々なやり方(この他にも)があるのだが、
カラー剤だって様々な種類があるのです。

アルカリ性や中性、酸性のカラー剤など。
(何とか性については以前の記事を参照あれ、髪とPH(ペーハー)2009年02月03日の記事です)

もともと髪は弱酸性でpHは4,5〜5,5の間。
そこが一番髪が安定しているのです。

髪の毛を明るくするには、アルカリカラーを使用しないと明るく出来ないのだが、
(髪はアルカリに対しては弱く、どちらかと言えば酸のほうに強いのです)

全体カラーの2や3の即染毛のように一度明るくなった髪を落ち着かせるには
アルカリのカラー剤(明るくする力のあるタイプ)よりは明るくする力は無いが、
色味の補充を目的としている中性カラー剤を髪処 禅では使用中です。

これにより、「薬剤でもダメージを抑えようっ」としています。

家でカラーを繰り返して行くとバサバサしてしまうのは、新生部は市販の買った
アルカリカラー剤は必要ですが、それ以外中間〜毛先まで色を入れていくのであれば、
本当はそんなに力強くなくてもいいので、中性や酸性カラーの弱めの薬剤(中性や酸性)
のタイプがいいのだが、市販だとそんな分類訳もないし、自分だと塗り分け出来ないので、
強いカラー剤を必要のない場所につけているのが原因です。

なかなか毛先につかないようにやるのは大変ですが、もし自分でやる場合は覚えておいて
頂けたらお役に立てるかも?。

何気なく塗られているカラー剤も、実は髪になるべくいいように2種類や3種類用意して、
あなたの髪に塗っています。

実はやっていることには意味があるってことで、疑問に思ったことなどありましたら、
来店時に言って下さいね。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」なんていいますからねぇ。

わたしももっと情報を発信できるようにしないとイカンな。

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