補色とは

カラー剤には様々な色味があります。
赤にしようと思えば赤系のカラー剤。
緑にするなら緑系を選択する。
通常はそうなりますよね。

でも、髪の状態や質は人によって様々。
色を明るくしていくと赤みの出やすい人や
1本の毛の中でも、
根元は暗くて中間から明るいなど。
さらには白髪も出てきますので、
もう状況はバラバラです。

そこで大事になるのが補色っ。

補色とは色相の反対の色のこと。


髪を明るくしていくと、
黒→薄黄へと変化します。
その明るくなる過程で
赤を感じるブラウン→オレンジブラウン
→黄色系オレンジ→黄色→薄い黄色と変化。

黒髪を明るくする場合

黒髪を7〜8くらいの明るさの赤にしたいのでれば、
普通に明るくしても土台(アンダーカラー)は赤ブラウンなので、
赤単品のヘアカラー剤でも、
いい感じの赤系になるでしょう。

今度は明るさ10くらいの緑系にしたい場合。
ここの土台(アンダートーン)はオレンジブラウン。
そこへ緑系のカラーを重ねても、
オレンジ味が邪魔をしてきます。
そんなときは補色の出番。
希望の緑系のカラー剤に+して、
オレンジを抑える青系もミックスすると、
緑単品よりいい感じの緑系になります。

10くらいの明るさの青系(アッシュ)にするなら、
そのまま単品使用でよさそですが、
さらに青色(この場合は強調色となりますね)
を入れるとよりいい感じに。

明るい髪へ色を入れる場合

例えば16くらいの明るさに緑色を入れる場合。
16の土台(アンダートーン)は黄色。
そこへ緑色単品はまた黄色が邪魔をします。
そこで、補色の紫系の色をミックス。
それにより黄色味を抑えて綺麗な緑系を作ります。


というのが補色の大まかな考え。
カラー剤には色味に加えて、
濃さ(明度)もありますので、
それもさらに考えて色をミックスし、
よりいいヘアカラーの色を目指します。

希望色になるよう、
お客様の知らないところで、
実は色々混ぜたものを塗っているのでした。

さらに新しい色が出ると実験も。

部分的にインナーカラーで16くらいに明るくした髪へグリーン系を塗布。


新色実験のデータとりなので、
このカラー剤では補色を使いませんでしたけど。


ブリーチ1〜2回へ緑系のイメージ。
店内外にて色比べ。
綺麗な色ですが1週間もするとかなり薄くなります。
色味やカラー剤によっても、
残りやすい色(赤系)
抜けやすい色(青、緑など寒色系)などもあります。
さらにダメージ度合との兼ね合いで、
色落ちの速さも変化します。
ダメージ毛ほどヘアカラーは色が抜けやすい。

禅では髪へ栄養補給をしつつ、
ダメージや色落ちをなるべく抑える施術を実施中。

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