長さも量もスッキリと

最近夏は、気温が30度も越えることが当たり前になっているのですが、避暑地のイメージのある長野ですら暑い。自分が子供の頃は30度を越える日はあまり無かったよなぁ。

そんな暑い夏、さらに今年は節電の夏でもありますので、カットをして、長さと量もスッキリすれば気持ちがいいし、ドライヤーを使う時間も節約で節電にも。

さて、そんなカットですが、髪処禅では、長さを切る(デザインを切る)のと、量を減らす、この2つはとっても大事だと考えてカットをしています。頭の形やクセを気にするのはもちろんですけども。

適切な形にしっかりと切り、適切な毛量調整をするのが、良いヘアスタイルになると考えているのです。

今回は毛量調整の話。

カット技法は様々あるのですが、梳きバサミを使って

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こんな感じでカットをしています(イメージ)。

1度ハサミを閉じると、何パーセント髪の毛が取れるのかは、ハサミによって違います。

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毛先がペラペラになると収まりが悪いので、写真の部分の赤いラインの所を梳いたりなどと様々。スタイルや毛量などにより変えています。ハサミも全部を使ったり、刃先のみ使ったりと色々なのです。

まれに変な梳きが入っていて、毛先がペラッペラだったり、穴があいたように1部がごっそりなく無くなっている場合も見かけますが、ハネたり収まりが悪かったりと、スタイルの再現性は低下します。ですので毛量調整もとっても大事なのですよね。毛先がペラペラですと、品も無くなってしまいますので。

一般的には髪の中間部分から先を減らすことが多いのですが、毛量の多い人はどうしても限界があり、「なんとかならないかなぁ」と思っていたところ、根元から梳けるハサミと技法を4~5年前に発見したので使っていたりもします。

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これにより、よりスッキリできて、技術の幅が広がるのです。もちろん根元に入れてはダメな場所もあるのですが、とても気に行っています。1センチごとに髪をとって、丁寧に切るのでどうしても時間は少必要です。

毛量調整1つで、土台がのカットが同じでも、まとまり度合いは全く違ってくるのです。禅では土台のカットはもちろんですが、毛量調整もこだわってやっているのでした。

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