普通のパーマとホット系パーマの違い

よくお客様から「あれ何に使う機械なの」と聞かれていた物があります。それは、
通称デジタルパーマの機械です(デジタルパーマとはある会社の商品名で、一般
化しそう呼ばれてたりもしてます、広くはホットパーマやホット系パーマと呼ばれた
りもします)。

さて、このパーマは何が普通のパーマと違うのかというと、作業工程での違いは先
にパーマの欲しい部分に薬剤を塗布し、薬剤が効いてきたら一度シャンプー台でお
流しを。

その後ロット(コレ専用の棒)を巻きに、そこにコードを付けてたりしてから電気を通
しますと、そのロットが温かくなってきます。巻いたロットの発熱により中から熱の力
を使い形を作ります(普通のパーマより作業工程は多くなります)。

普通のパーマでは薬液を付け、キャップをして頭の上から熱(外からの熱)を当てた
り(禅は熱をあてることは、ほとんどやりませんが)し進めていきます。

パーマは薬剤を髪に浸透させて中の結合を切り、別の状態(ロットを巻くのか、伸ば
すのか)で固定(中の結合を繋げる)している作業です→パーマの仕組み

それではこの違いが仕上がりとどう関係があるのか?

普通のパーマは濡れたときにクルッとしていて、乾くとダレ(伸びる、ゆるくなる)

ホットパーマは乾いてもダレ難いのです。ということで、普通のパーマよりも大きくて
しっかりしたカールを作ることが可能〔丸アイロン(コテ)で巻いたようなカールも可能
にっ〕

パーマの持ちも普通のパーマよりは良いのも特徴かと。パーマのかかりが悪い人も
試してみる価値はありますし、ショートヘアでも問題なくOKですが、巻くロットの設定
が細くても14ミリまでしかなく(普通のパーマロットを禅は4ミリまで用意してあります)
出来るスタイルに限りがあったりもします。

熱を加えるパーマは縮毛矯正もありますが、これも熱の力を使ってより「しっかり真っ
直ぐにしようっ」というもの。曲げるのか、伸ばすのかの違いだけなのです。

ただ、どちらも熱を加える状態の髪は不安定(結合が切れていて傷みやすい)。なので
禅ではもちろんダメージをなるべく発生させないよう、栄養剤を数種類(髪の状態で判断)
使ったり、髪の毛自体の扱いにも注意したりなどなどと、かなり気を使って作業中です。
(もちろん普通のパーマもね)

ホット系パーマと(昔からの)パーマ、どちらがいい悪いはなく、普通のパーマでも使う
薬液によって仕上がりも異なるので、選択肢は様々なんですよね。

なりたいスタイルにあったパーマを選ぶのが1番ですので、ご相談下さいっ。

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