１ヶ月ほど前に新しく知ったパーマ液を仕入れまして、最近どんどん実験しています。
特徴としては、酸性のパーマ液ということ。
髪の毛は弱酸性の性質を持っているので、安定した領域でパーマをかけることが可能。つまり髪にやさしいという訳です。さらに髪の内部に栄養を送り込みながらかけていくので、よりいいのですよね。
そんなパーマ液でできることは、ホットパーマと縮毛矯正と縮毛矯正＋毛先にカールの３つ。
人形ではテストをしたのですが、営業のメニューにするにはもう少し実験が必要。
そこでモデルさんを募集しています。
どの施術でもモデルなのでもちろん無料。ただし、禅の休みや夜に実験をさせて頂いていまして、実験なので多少カールがゆるかったり、クセの伸びが悪いこともあるかもしれませんが、とても優しい薬剤なので、ダメージは心配ありません。
ゆるくてもかけなおしは、また簡単に出来ます（モデルさんは実験なので基本的にはかけ直しは考えていませんが、かけなおしの実験もさせて頂けたらいいかもしれません）。
そんな感じですが協力頂ける、クセ毛の方や、カールができる肩より長い人を１２、２３日現在は募集しています。
またそのうち、ショートも募集するかもです、そのときは宜しくお願いします。
さて本日、実験に協力して頂けるモデルさんにお願いして施術してみました。
施術前。強いクセではないが、ボリュームが出やすく、カラーなど色々していて毛先はダメージがあり乾燥している状態。
カットとカラーも希望でして、今回は「縮毛矯正＋毛先にカール」をしましたが、同時施術は可能です。とはいっても今回のカラーは手が込んでいるのであまり無いパターンですが様子をどうぞっ。
カットをして、
伸びた根元を明るくするカラーから。
さらに根元を塗ったあとで、部分的に明るくするべくカラーを施す。
シャンプー後、
縮毛矯正の薬剤を塗布。
熱を加えて時間を放置。この薬剤、熱を加えないと反応しません。反対を言えば薬剤を塗って熱を加えなければ、何も反応しないので、１日置いても傷まないのです。
美容師的には、これって凄いことなんですよね。
薬剤の反応を確かめてからシャンプー、その後
髪を伸ばしていく。今までも縮毛矯正だとここでアイロンを使ってストレートにしていたのだが、この施術ではアイロンを使わない縮毛矯正となっています。
アイロンの高熱を使わないので、髪にも優しく自然なストレートに。
伸ばした毛先に今度はカールをつけるべく、栄養剤をつけロットを巻いていく。
熱をあてて放置。この温度も髪の毛が熱でダメージしないよう、低温での施術。
髪の毛はたんぱく質でできていまして、簡単に説明すると、生卵をイメージして頂けたらと。
タマゴに熱を加えると、ゆでたまごなどになります。熱を加えるほど硬くなりますよね？。
同様に髪の毛を高い熱を加えるほど、髪は熱により変化するのです（熱変性）。
そうならないよう、プルプルのタマゴの状態でいられる温度でパーマをかけることにより、仕上がりも自然になるような施術です。
時間を置いて外したところ。仕上がりだと、こんなにクルクルはしませんよ。
固定する薬剤を塗布。時間を置いたら流すのですが、本日はこのままもう１度カラーに突入。この状態のままでもカラーが可能なのはすばらしい。時間の短縮にもつながります。
部分的に髪を取り出し、今度はアッシュ系の薬剤を塗布。
これにより、もともとの色と先ほど明るくした色、さらにこのやや暗いアッシュ系と１色では出せない色味を作っていきます。
シャンプーした後、濡れているとこんな感じ。
縮毛矯正によりボリュームがダウンしさらに毛先にカールを作りました。
本来はカラー無しで、パーマの実験のみが好ましいのですが、カラーも同時にできるので、それも確認できてよかったです。
まだまだ、実験段階でもっと精度を上げて行かなければと。
「クセがあってストレートにしたいけど、不自然なストレートすぎは嫌」というあなたには、ピッタリの施術です。
毛先のカールの強さはもっとゆるく自然に少し曲げるのも可能ですので、その辺りはお好みで施術可能。
NO１４２６さん、実験に付き合って頂きまして、ありがとうございましたっ。
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