明るい色と白髪

人はどうしても年々白髪になっていきます。

白髪にするカラーの1つに「ヘアカラー」があるのですが、白髪と黒髪が混ざった状態にカラーをしていくことになります。

同じカラー剤で染めても、白髪と黒髪の仕上がりは違い、髪の色を明るくすればするほど、白髪は染まらなくなっていく。

要望として、「髪の色は明るくしたい、でも白髪も隠したい」場合は多いのですよね。

そこで、明るい色でもより白髪が染まるよう、実験してみた。

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それぞれのヘアカラーの持っている色素。中央下がこの中では黒髪が1番明るくなる色(の色素)を持つカラー剤ですが、そのぶん茶色に染まる色も薄い。白髪の量にもよりますが、これでは染まったとしても、少々白髪が気になる場合も。

まずは白い毛束を使って実験。

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水とヘアカラー剤を混ぜた物を白い毛束に塗る(1つ上の写真、上端の左右の端のカラー剤で実験しています)。この時使っている水は、写真に横になっているブルーの容器に入った水。髪や肌に浸透を良くしてくれる、とても便利な水なのです。

髪に塗りその後、5分程放置。

ヘアカラー剤は1剤と2液を混ぜることにより、反応して効果が出るのですが、今回は1剤と水なので、先に塗っても髪が傷むことかはありません。 まず初めにこれをすることにより、白い毛束に色素を重ねます。

そして、1番上の縦の写真中央下の、白髪の染まる1番黒髪が明るくなる薬剤を重ねる。
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そのまま自然に25分放置してみました。

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結果はこちら。 青いゴムを巻いているのが、色素の濃い色(1番上の縦の写真、上段左)、右は縦の写真、上段右のカラー剤で試す。

赤い線から上は、予め水とカラー剤を塗ってない、そのままの染まり度合い。

見たまま、先にカラー剤を塗ったほうが、白髪は良く染まることが分かります。結果として、明るいカラー剤でも、先に暗めのカラー剤を(水で溶いた物でも)、白髪部分に塗っておけば良く染まることになります。

当たり前といえば、当たり前なのですが、これを応用して、明るい色でも白髪の染まる(明るいカラー剤そのままよりは)施術を、営業中にこの施術が向いているお客様には行っています。

その説明は、次回。

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