ヘアカラー剤

髪を染めるときに使う「ヘアカラー剤」。

「より髪に優しく、より染まりもいいものを」ということで、今まで髪処 禅では何度もチェンジをしています。

では何が髪によくなっているのしょうか?

ここからちょっとマニアックな話になりますよ。

ヘアカラー剤は第1剤と第2剤(ほぼ過酸化水素)からできています。その第1、第2剤共に変えているのだが(同じメーカーからセットで出ているのが一般的、別のメーカーの物を混ぜることもできますが)
今回のポイントは1剤。

1剤の中は「酸化染料(簡単に言えば色のもと)」や、「アルカリ剤(髪の膨潤と2剤の過酸化水を分解する)」などなどが入っています。1剤で特に大事なのがこの2つで、酒井がその中でもさらに注目したのが「アルカリ剤」です。

このアルカリ剤で主なモノは …
              

・アンモニア… 発色、色をぬく力(ブリーチ力)は一番。髪への浸透にも優れているし、
        揮発性が高いので、髪へ残ることが少ない、 ただし臭いが強く、目にしみたりも。

・モノエタノールアミン… アンモニアと比べて発色、ブリーチ力は弱い。アンモニアに比べると
 (モノエタ)      揮発性は少なく、臭いは弱いが、髪に残りやすい。

・トリエタノールアミン… モノエタノールアミン(モノエタ)よりも発色、ブリーチ力は弱い。
 (トリエタ)      揮発性がなく、臭いもないが、髪に残りやすい。

・AMP(長いので割愛)… モノエタ、トリエタに近い特徴。揮発性がなく、臭いも少ないが、髪に残りやすい。 

とあり、アンモニアは臭いはあるが、アルカリが髪に残りにくいのでダメージは少ない。髪は酸よりもアルカリに弱いのですよね。
髪とPHを参考に)

今(2011年10月現在)の髪処禅のカラー剤は、アルカリ剤に「アンモニア」を使っているのタイプでして、カラー後にシャンプーしても残り、ダメージの原因になる「残留アルカリ」を少なくしています。

使うアルカリ自体も30%減量。今までも「残留アルカリ」を除去する施術をカラー後のシャンプーのときにしていたのですが、もともと少なければ、よりいいですよね。念の為、カラー後の髪に別のいい効果がある薬剤を使用しているので、この作業(残留アルカリ除去)は継続してやっていますっ。

「いくら髪に良くても、アンモニア臭いのはちょっと」と思うかもしれませんが、製法により不快臭を軽減しているので安心。

さらに、以前使っていたカラー剤よりもよく染まるのだが、染料、アルカリは減っている結果、「頭皮への負担(刺激など)」も軽減されています。

ですので「カラー剤」と言っても違いは様々。髪処禅では、こだわってカラー剤を選んでいるのでした。

さらにいい色になるよう色の調合などは、あなたオリジナルの調合を作って、微調整してたいたりもするのですよっ。

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