ヘナでカラーリング

自分でカラーリングを繰り返しているお客様から、「ダメージも気になるし、毛も薄くなってきた」との相談を受けまして、相談の結果「ヘナ」で染めてみることに。

カラーの種類は色々あり、ヘアカラー、ヘアマニキュア、ヘナなど様々。以前にも別のお客様からリクエストはあったのですが、今までヘナは正式メニューでは無かったので、正式にするべく研究も兼ねさせて頂いてのトライ。

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ヘナは葉っぱの粉末に水やお湯(場合によってはコーヒーや紅茶など)で溶いて地肌からベタッと塗ります。

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今回は白髪率がほぼ100パーセントの髪に塗ります。天然のヘナはオレンジ色に染まりして、天然で茶色を目指すには、そこにインディゴと呼ばれる色を足したり、2度に分けてナチュラル、インディゴと重ねたりします。ただし、それでも明るく仕上がるので(写真のオレンジの隣のブラウン程度)、今回は天然のヘナ(80パーセント)プラス化粧品染料(HC染料やケラチン、コラーゲンが20パーセント)のヘナ(赤矢印の仕上がり)でより濃いブラウンを目指してみる。

ヘナと一口に言っても、1天然だけのヘナ、2今回のように化粧品染料が入っているヘナ、3ヘアカラーの染料の入っているヘナとありまして、どれもダメージは無いし、むしろ頭皮がが綺麗になり髪もしっかりする効果も。ただし、3のヘナに関しては「
ヘアカラーでかぶれる人は、かぶれます」のでご注意を。今現在(H23、10,2)、髪処 禅では1,2のタイプのヘナのみを使用している為、色のバリエーションは広くは無かったりも(真っ黒にはなれない)。

ヘナを塗って30分ほど加温放置後、10分ほどラップを外して冷まします。ヘナはヘアカラーやヘアマニキュアと比べると、放置時間が長く掛かるのがデメリットで(なので一人営業の禅では不向きで、扱っていなかったりも)、1度目よりも2度目、3度目と繰り返すとより重なって色が良く入るようになっています。黒髪は明るくはなりませんの、お間違えの無いように(白髪のみの色が変わります)。

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結果です。根元1センチが新たに生えてきた白髪100パーセントの状態で、それより先はヘアカラーをしてありました(カラー後、時間が経過し色が薄くなっている状態)。そこにヘナをした後の状態。

写真ではいい感じですが、ブラウンといっても赤系の茶色の仕上がりです。ただし、これが天然プラス化粧品染料の1番濃い色になっています。赤みを抑えるように、ナチュラルやインディゴをそれに混ぜることも可能ですが、それは応用になるのでまた次回以降で調整を繰り返してみようかと。

手触りは抜群にいいので、あと何度か繰り返しながら、カラー部分を切っていけばかなり「いい髪」へとチェンジする予感がたっぷりでしたよ。

さて、正式メニュー化をしようと思いますので今回の料金の紹介です。

ヘナのショート料金、8000円(税込)  

ヘナのみの場合は(カラーは全部ですが)さらに、シャンプーしたり、髪をドライヤーしたりが別途1500円(税込み)かかります。カットと合わせると、カットにはシャンプー、ブローがついているので、セット料金となり1500円は頂きません。カラーはカットと合わせるのがお得になっていますっ。

ヘアカラーの全体カラーのショートが6600円(税込)と比べて1400円違います。ですが、ココだけの裏話、ヘナの1gあたりのコストはヘアカラーと比べると2,5倍以上にもなります。ヘナの粉も「葉の全部を粉」にしたものから、1番いい「葉の葉脈を除いた部分のみを粉」にしたものを使用しています。さらにかかる時間もヘアカラーよりも約20分以上、などでどうしても値段は上がってしまいます。本当は、それらを考えると1400円よりもう少し金額は上がるのですが、今のところはデータも欲しいので、8000円の設定となっています(←かなり正直な話をしてみた)。ヘナは頭皮も綺麗になり、トリートメント効果もありるので、1400円アップ以上の価値はあるとは思いますよ。

ただし、今回の化粧品染料の入っているヘナは、初め(1週間程度)やや自宅でのシャンプー後は色がタオルにつく恐れもありますので、ご注意くださいね。

カラーは色々あって、何が自分に1番いいのか分からない?というあなたは、相談してみてはいかがでしょうか?。

  注、ヘナ料金はその後、やり方や検証を重ねて、ショートで7500円となっています。詳しくは料金表をご覧ください。

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